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Fire and Ice by Robert Frost 火と氷 ロバート・フロスト

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---------------------------------------------------- Robert Frost in the 1910s. Credit Credit Bettmann/Corbis Fire and Ice Some say the world will end in fire, Some say in ice. From what I’ve tasted of desire I hold with those who favor fire. But if it had to perish twice, I think I know enough of hate To say that for destruction ice Is also great And would suffice. 火と氷 ある人は、世界は火で滅びるという、 ある人は、氷だという。 欲望を味わった身から 私は氷を支持する者に同意する。 だがもし、世界が二度滅びるなら、 憎しみもつくづく知っているつもりだ 破滅には 氷も 偉大で 十分であると。 ---------------------------------------------------- *あくまでも英語で理解することが趣旨なので日本語訳は韻文などは無視してできる限り直訳しています。日本語訳の方に興味がある方はすでに名訳が出版されていますのでそちらを参照してみてください。 Summary 火と氷はロバート・フロストのもっとも有名な詩の一つです。とても短い詩ですが含蓄に富み、読者に多くの思いを巡らせます。 まずこの詩は、世界は火か氷かどちらかで終わるという深遠な考えで始まります。この最初の 2 行で読者はレトリックな議論に引き込まれます ―― 火と水どちらが世界の終わりに相応しいか? またこの2行は単なるうわさに基づいています ――Some say...who says?... 学者 ... 政治家、あるいは友人? そして語り手は火を支持した後、憎悪の冷酷さも世界を破滅させるのに十分であるという結論に至っています。 火は欲望、氷は憎悪あらわす暗喩になっています。